リトレッドタイヤは、
資源リサイクルでつくる
環境にやさしいタイヤです。

リトレッドタイヤは、走行により摩耗したタイヤ(台タイヤ)のトレッドゴム(路面と接する部分)を削り、その上に新しいゴムを貼り付けて製造するもので、更生タイヤとも呼ばれています。一次寿命が終了したタイヤを再利用するため、省資源化に貢献する環境にやさしいタイヤです。

新品タイヤ

新品のタイヤのイメージ画像

一次寿命が終了したタイヤ
(台タイヤ)

一次寿命が終了したタイヤのイメージ画像

リトレッドタイヤ
貼り替えた新しいゴム

リトレッドタイヤのイメージ画像

新品タイヤ

新品タイヤ

摩耗タイヤ

摩耗タイヤ

リトレッドタイヤ製造

リトレッドタイヤ製造

リトレッドタイヤ

リトレッドタイヤ

マテリアルリサイクル
(原材料としての再利用)
サーマルリサイクル
(熱利用)

新品タイヤ

北陸リトレッドは3Rを推進し、循環型社会の実現に取り組んでいます。

3Rとは、 Reduce(リデュース:廃棄物の抑制) Reuse(リユース:再利用) Recycle(リサイクル:再資源化)3つのRの総称で、循環型社会の形成に向けた取り組みの原則です。上図のとおり、リトレッドタイヤを利用することはまさに3Rを実践すること。北陸リトレッドは、リトレッドタイヤ事業とリサイクル事業を通じて3Rを推進し、省資源化とリサイクル社会の実現に取り組んでいます。

リトレッドタイヤの3R

  • Reduceリデュース
    摩耗寿命を迎えたタイヤをリトレッドすることで
    資源投入量を削減し、廃棄物の発生を抑えます。
  • Reuseリユース
    新品同様に蘇ったリトレッドタイヤを再利用します。
  • Recycleリサイクル
    リトレッドが不可能になったタイヤを資源としてリサイクルします。
    • マテリアルタイヤ(タイヤチップ、再生ゴム、ゴム粉)
    • サーマルリサイクル(熱利用)

数字でみるリトレッドタイヤのメリット

リトレッドタイヤは環境負荷を軽減します大型トラック・バス用の新品タイヤ1本を製造するのと比較すると

リトレッドタイヤは資源を約68%削減できます。

新品タイヤ製造時の資源量を100%とするとの説明
リトレッドタイヤ製造時の資源量は約32%の説明

※大型トラック・バス用タイヤの例

リトレッドタイヤはCO2(温室効果ガス)排出量を約64%削減できます。

新品タイヤ製造時のco2排出量を100%とするとの説明
リトレッドタイヤ製造時のco2排出量は約36%の説明

※大型トラック・バス用タイヤの例

リトレッドタイヤはコスト削減に貢献します

新品タイヤを第1寿命で使い捨てするよりも、メンテナンスをしっかり行い、リトレッドして耐久性を確保し第2寿命として再使用した方がロングライフが得られ、トータルコストが下がります。

リトレッドタイヤはコスト削減に貢献します

欧米でのリトレッドタイヤ普及率は約50%

欧米ではトラック・バス用タイヤの約半数にリトレッドタイヤが使われています。
また、航空機用タイヤにおいては、離発着時の過大な圧力によりトレッド摩耗が激しいため、複数回のリトレッド実施が当たり前となっており、リトレッドタイヤはすでにグローバルスタンダードなタイヤとなっています。

欧米でのリトレッドタイヤ普及率は約50%
欧米でのリトレッドタイヤ普及率は約50%を説明するグラフ

リトレッドタイヤへの作業工程

洗浄
自動洗浄機による、台タイヤの洗浄。
剥離・貫通の確認
L-RAYとNDTの検査機による台タイヤ内部の検査。台タイヤ内部の剥離と貫通の有無を確認します。
損傷・異物の確認
目視検査により、台タイヤの損傷や、異物の有無の確認をします。
外観・内面の検査、仕上げ
加硫後のタイヤの外観や内面を検査し、仕上げを行います。
耐圧検査
仕上げ終了後のタイヤを耐圧試験機で検査し、検査完了となります。
完成
新品同様のリトレッドタイヤが完成します。