タイヤのメンテナンスのタイミングとは?洗浄方法と正しい保管方法も解説
タイヤは、車のメンテナンスで最も見落としがちな部分です。
しかし、タイヤは泥や石などさまざまな汚れが溜まりやすい場所なので、メンテナンスを放置することでひび割れなどがおきて、最悪バーストしてしまう危険性があるかもしれません。
定期的にタイヤのメンテナンスをすることでタイヤの寿命を長持ちさせ、早期に異常を発見できます。
ここではタイヤのメンテナンスのタイミングと洗浄方法、保管時の注意点を解説します。
タイヤのメンテナンスの重要性
タイヤは車にとって重要な部品です。
タイヤの空気圧は月に1回はチェックしましょう。タイヤの寿命を長持ちさせ燃費をよくします。
タイヤを使用していない場合は、保管場所の湿度やホイールの有無に応じて適切な方法で保管することが必要です。
車を運転していると、タイヤにさまざまな汚れがついてしまいます。
タイヤは合成ゴムで作られているため、汚れを落とさないとゴムが変質し劣化するでしょう。
タイヤが劣化するとタイヤの寿命が縮まるだけでなく、バーストなどの重大な事故につながる恐れがあります。
そのため、定期的にタイヤの洗浄をして汚れを落とすようにしましょう。
タイヤのメンテナンスを行うタイミング
タイヤのメンテナンスを行うタイミングは、洗車の頻度に合わせて行うのが一般的です。
洗車の頻度は人によって異なりますが、1ヶ月に1回程度が理想的です。
そのためタイヤのメンテナンスも、1ヶ月に1回程度を目安にすると良いでしょう。
ただし、タイヤはゴムで作られているため洗浄のしすぎはNGです。
汚れが目立ってきたタイミングで洗浄をするのがベストですが、普段の洗浄の際はホースの水で汚れだけを落とす程度にしておきましょう。
また、ガソリンスタンドの洗車機で洗車する場合は、タイヤ洗浄コースをオプションでつけられるものもあります。
気になる方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
タイヤを洗浄する際の正しい手順
タイヤはゴムでできているので、強くこすりすぎると傷がついてしまいます。
そのため、柔らかいブラシやスポンジを使って洗浄するようにしましょう。
また、カーシャンプーは中性のものを使うのがおすすめです。
タイヤを洗浄する際の正しい手順は以下のとおりです。
手順①タイヤハウスの汚れを落とす
タイヤハウスは、泥や砂、ホコリなどの汚れが溜まりやすい場所です。
そのため定期的に洗浄して、汚れを落とすようにしましょう。
タイヤハウスの汚れを洗浄するためには以下の手順で行います。
- タイヤハウス内を水でよく洗浄する
- 毛足の長いブラシやスポンジでシャンプーする
- シャンプーの泡が残らないように、しっかりと水で洗浄する
- 気になるしつこい汚れには、専用のクリーナーを吹き付ける
- 30秒ほど置いて、水で洗浄する
- 水分を拭き取り、仕上げのコーティングを吹き付ける
タイヤハウスは車の下部にあるため、洗車機で洗うことはできません。
タイヤハウスの汚れにはピッチやタールなどのしつこい汚れもありますが、専用のクリーナーを使えば簡単に落とすことができます。
仕上げにコーティングを吹き付けるとタイヤハウスの汚れが付きにくくなり、次回のお手入れが楽になりますよ。
手順②タイヤ本体の汚れを落とす
タイヤはゴム素材でできているので、カーシャンプーは薄めて使うか、水洗いだけでも大丈夫です。
タイヤ本体の汚れを落とすためには以下の手順で行います。
- タイヤの大きな汚れを水で洗浄する
- タイヤ専用のブラシやタワシで、イヤ全体を擦り洗いする
- タイヤのサイドウォールのラインやロゴ部分、トレッド面の汚れや小石を掻き出す
- 再度タイヤ全体を水で洗浄する
タイヤのサイドウォールは凹凸があるので、ブラシで汚れをしっかりかき出す必要があります。
トレッド面の溝には泥や小石が詰まりやすいので、取り除いておきましょう。
タイヤの溝に詰まった小石は走行中に異音の原因になったり後続車に当たったりする可能性があるため、できるだけ取り除いてください。
手順③ホイールをシャンプーする
ホイールはタイヤと同じくらい汚れているので、しっかり洗浄しましょう。
ホイールのシャンプーのしかたは以下のとおりです。
- ホイールの大きな汚れを水で洗浄する
- ホイールクリーナーを使い、油汚れやブレーキダストを落とす
- 中性洗剤を薄めたものを使い、ホイールの全体を洗浄する
- 水で洗浄してカーシャンプーを落とす
油汚れやブレーキダストは水だけでは落ちにくいので、ホイールクリーナーを使用してください。
中性洗剤はタイヤについても影響が少ないため、おすすめです。
手順④専用クロスで拭きとり
次に、タイヤ専用クロスを使用して水分を拭き取っていきます。
その際水分を残したままの自然乾燥にすると、ウォータースポットの原因となるため注意してください。
ウォータースポットとは塗装の内部までシミが浸食した状態の部分を指します。こうなると自分で除去するのは不可能です。
仕上げに保護剤等を使用する場合、タイヤを完全に乾燥させてから塗布してください。
タイヤのメンテナンス後の正しい保管方法
タイヤの交換後は、自宅で保管する方が多いことでしょう。
しかし、ゴム製品はデリケートなため、適切な方法での保管がタイヤの性能を保つために有効です。
ここでは、タイヤのメンテナンス後の正しい保管方法について解説します。
しっかり乾かす
まず一つ目はしっかり乾かすことです。
タイヤを洗浄したあとに乾かさないと、内部のスチールコードが劣化したり、カビの原因になったりするので注意が必要です。
タオルで拭き上げたあとは、直射日光の当たらない場所でしばらく乾燥させておきます。
劣化防止剤やワックスをかける
タイヤが乾いたら、タイヤワックスを塗っていきます。
ワックスには、タイヤを長持ちさせる「紫外線吸収剤入り」、「オゾン劣化防止剤入り」、傷を目立たなくする「合成ゴム入り」などがあります。
スプレー式はタイヤの側面にムラなく、液体式はスポンジで均一に塗ることができます。
塗り終わったら乾いたウェスで余分なワックスを拭き取って塗りムラを防ぎましょう。
自然な色艶や光沢に仕上げるためには、余剰分の拭き取りがおすすめです。
拭き終わったら、ワックスが完全に乾くまで車を動かさずに放置してください。
タイヤを袋に入れる
タイヤを保管する際は、タイヤカバーを装着しましょう。
タイヤ交換時のビニール袋は紫外線を通すためタイヤを劣化させてしまいます。
タイヤカバーは紫外線を完全に遮断してくれるので、タイヤを長持ちさせることができます。
室内で保管して直射日光は避ける
タイヤは紫外線やオゾンに弱いため、ベランダやガレージなど外で保管する場合は直射日光を避け湿気が少ない場所に置きましょう。
また、タイヤに使用されているスチール素材は、湿気が多いとサビやすくなります。
タイヤを長持ちさせるためには適切な保管方法で管理することが大切です。
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この記事ではタイヤのメンテナンスのタイミング、洗浄方法と正しい保管方法について解説しました。
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