あなたのタイヤ保管方法は合ってる?タイヤの正しい保管方法を徹底解説!

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季節ごとのタイヤ交換で多くの人が悩むのがタイヤの保管方法です。
不適切な方法で保管すると、タイヤの劣化が進み、交換時に新しいタイヤを購入しなければならない可能性もあります。
今回は、適切なタイヤの保管方法をご紹介します。
この記事を読めば、タイヤを長く使用できるようになるので、ぜひご覧ください。

 

タイヤは保管方法で寿命が変わる

タイヤはゴムでできており、非常にデリケートなので、適切に保管しないと、劣化が進み、タイヤの交換が必要になる可能性が高まります。
タイヤを外して何もしないで放置している人もいますが、タイヤの保管方法を少し工夫するだけで、タイヤを長く使用出来るようになります。

 

タイヤの保管前にするべきこと

タイヤの水洗い

タイヤを無造作に保管しておくと、劣化が早まり、次回の取り付け時には新しいタイヤに変えないといけなくなる恐れが高まります。
そのため、ここではタイヤを適切に保管するために、事前に実施すべきことを説明していきます。

 

 

 

 

 

 

タイヤは水洗いする

通常、道路を走行するだけでも、タイヤに砂、泥、油分などの汚れが付着します。
特に雪道では、道路に散布された融雪剤がタイヤに付着し、タイヤのゴムに損傷を与える可能性があります。さらに、以前に塗布したタイヤ保護剤(タイヤワックス)が残っている場合は、これもしっかりと取り除く必要があります。

 

また、ホイールには融雪剤に含まれる塩化物が錆や塗装の損傷を引き起こす可能性があるため、ホイールもきちんと洗浄しましょう。

タイヤの汚れを取り除く際には、基本的に水洗いが最適です。
過度に洗剤を使用すると、洗剤の成分がタイヤのゴムを損傷する可能性があるため、洗剤は汚れがひどい場合にのみ使用し、使用後は十分に水で洗い流すようにしましょう。

 

水洗いが終わったら、タイヤを十分に乾かすことが重要です。
洗浄後、タイヤワックスを塗布して保管することは、ゴムを劣化させるおそれがあるため、避けるべきです。

 

タイヤの空気を抜く

タイヤを綺麗にしたら、空気を抜いて保管してください。
装着時のタイヤには、車の重量と荷重に耐えるために個別に設定された適切な空気圧があります。
そのため、取り外したタイヤに空気を抜かないまま保管すると、内部の圧力によりゴムがひび割れたり、変形したりして劣化のリスクが高まります。

空気を抜くことで内圧が下がり、タイヤにかかる負担が軽減されます。
エアゲージを使用して、適正空気圧の半分程度まで下げて保管することをおすすめします。

 

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タイヤの正しい保管場所とは?

タイヤの保管場所

ゴム製のタイヤは保管環境によってダメージを受けやすいため、適切な場所で保管することが重要です。
しかし、どこに保管するべきかについてわからないという方も多いと思います。
ここでは屋内と屋外のそれぞれの場所に保管するときに気を付けたいことと対策方法について説明していきます。

 

屋内か屋外どちらが最適?

タイヤの保管で最適な場所は直射日光が当たらず、雨風や湿気から守られる屋内です。
タイヤのゴムは紫外線に弱いため、日光が直接当たる場所ではゴムの劣化が進み、ひび割れの原因になります。

 

屋内で保管する場合の気を付けたいことは?

雨や結露によって生じる水分は、タイヤの主要素材であるスチールの錆びの原因になります。
そのため、タイヤの内部に水が入らないように注意する必要があります。
また、室内では湿度が高まりやすいため、定期的に換気を行うことが良いでしょう。

 

屋外で保管する場合の気を付けたいことは?

オゾンを含む排気を出す機器、例えばエアコンの室外機などの近くにタイヤを保管すると、ゴムがひび割れる可能性があります。
同様に、熱源となる調理ストーブや発電機のようなモーター駆動の機器の近くにタイヤを置くと、ゴムの劣化が引き起こされる可能性が高まります。
タイヤを保護するためにタイヤカバーなどを使用することが重要です。

 

タイヤを保管する際の置き方とは?

タイヤの置き方

タイヤの保存時には、タイヤの置き方にも注意することが必要です。
簡単に取り出すことを優先して配置すると、思わぬタイヤの問題を引き起こしてしまうかもしれません。
タイヤの適切な置き方はホイールが付いているか、付いていないかで変わってきます。
そのため、タイヤの状態に合わせた保管方法について説明していきます。

 

 

 

 

 

 

・ホイールが付いている場合

タイヤを横向きに積むのがおすすめです。
タイヤを垂直に立てて収納すると、ホイールの重みによりタイヤに負担がかかる可能性があるからです。


・ホイールが付いていない場合

タイヤを単体で保管する場合は、タイヤを垂直に立てて収納するのがおすすめです。

横向きに置くと、タイヤの側面に余分な負担がかかる可能性があるためです。

縦に置くことでタイヤの変形を防ぐことが可能です。

 

どちらの配置方法を選んでも、定期的にタイヤの位置を変えることで、タイヤの負担を均等に分散できます。
タイヤを直接床に置くと、タイヤの接着面のゴムが劣化する可能性や、床面の変色を引き起こすことがあるため、タイヤと床の間に厚めの段ボールなどを挟むことで、直接床にタイヤが接触しないようにしましょう。

 

タイヤの正しい保管方法が自宅では難しい人におすすめの方法

タイヤを保存するスペースを確保するのが難しい場合や、管理に手間をかけたくない場合は、オールシーズン対応のタイヤを使用したり、タイヤ保管サービスを利用したりすることも検討してみてください。この記事では、タイヤの保管を依頼できる2つの方法について紹介していきます。

 

タイヤ保管サービスを利用する

直射日光や悪天候、湿気の影響を受けない適切な場所でタイヤを保管するのが難しいという方におすすめできるのが、タイヤ保管サービスです。
一定の費用はかかりますが、環境が整備された場所でタイヤを適切に管理してもらえるため、安心感があります。さらに、盗難やいたずらからもタイヤを守る役割も果たします。

 

オールシーズンタイヤに変える

雪が少ない地域では、オールシーズンタイヤがおすすめです。
これらのタイヤは春、夏、秋、冬のすべての季節に使用できるため、雪が降った場合でも十分な性能を発揮し、スタッドレスタイヤへの交換作業やタイヤの保管場所を心配する必要がなくなります。

ただし、凍った路面では性能が制限されることがあるため、頻繁に雪のある道路を走る場合は、氷上でも優れたグリップ力を持つスタッドレスタイヤを選択することを検討しましょう。

 

タイヤの保管方法のよくある質問

よくある質問

 

ここではタイヤの適切な保管方法についてのよくある質問をまとめました。

 

 

 

 

タイヤの保管前は洗った方がいい?

タイヤは保管前にしっかり汚れを水で落としてください。
汚れがついたまま保管してしまうと、ゴムを損傷する可能性があります。
洗浄後はしっかりと乾かしてから保管してください。

 

詳しくは「タイヤは水洗いする」で解説しています。

 

タイヤの洗浄後ワックスを付けた方がいい?

タイヤワックスを塗ると、タイヤの外観が良くなりますが、ワックスに含まれている化学物質がタイヤに浸透し、劣化やヒビ割れを引き起こす可能性があります。
また、溝部分にワックスが付着すると、次回の使用時に洗浄が難しくなり、タイヤの性能にも影響を及ぼす可能性があります。

 

トラックタイヤの保管方法は乗用車と違いがある?

違いはありません。
トラックの場合、乗用車よりも走行距離が長い場合がありますので、タイヤの保管方法には十分気を付けましょう。

 

まとめ

タイヤの耐久性を向上させるには、タイヤの保管方法がとても大事です。
タイヤを交換するタイミングは、タイヤの状態を点検し、傷や劣化がないか確認できる機会でもありますので、しっかり点検しましょう。

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